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近年ダンボールケースはモノを運ぶための強度に加え、印刷の仕上がりに重点を置く 傾向にあります。これは印刷やデザインの良し悪しによって、中身の商品の売れ行き に大きく影響するからです。 良い印刷には必ず精度の高い印版が不可欠となります。 精度の高い印版とは、厚みが均等である事、細字の再現性に優れ、尚ベタ印刷でのインクの転移性が優れている事が求められます。

印刷に使用する版は、両面テープまたはボンドで フイルムに貼り付けます。 このフィルムをシリンダーに巻きつけ印刷します。 シリンダーが円形の為、版を巻きつける方向では 伸びが発生します。 この伸びを考慮して巻きつける方向では93%など 縮めて版つくります。 こうするとシリンダーに巻きつけ印刷すると希望の 大きさに印刷することが出来るようになります。

版の上側は伸び、下側はフイルムに貼られているので 伸びることが出来ません。 上側は、伸びたくないので、直線になろうとします。 大きな凸部では版の中央の高さが低くなります。

下の図は、印刷する圧が強い為、通し方向の頭が 2回(A→B)接して印刷されています。 これは、印刷の圧が強い時、または、シートが 抑えられずに入ってきたときに見られる現象です。 段ボール印刷では、版が柔らかいため、 程度差はありますが多少発生します。

段ボールの印刷は版の凸部にインキを載せ、印刷する凸版印刷です。 インキの種類でフレキソ印刷、速乾印刷、油性印刷に分けられますが、フレキソ印刷が主流になっています。 フレキソ印刷は、最初石炭のコールタールから得られる染料(アニリン染料)を使っていましたのでアニリン印刷と呼ばれていました。 アメリカのアニリン印刷協会が、版が弾力性のあるフレキシブルな事からフレキソグラフィの名を採用し、やがてフレキソ印刷と呼ばれています。 一般的には、弾力性のある版材に蒸発乾燥する水性のインキを使って印刷する方法です。 版に弾力性がありますので、表面に多少の凹凸のある段ボールに適しています。 段ボールの印刷では、1台の印刷ユニットで1色を印刷できますので、 この印刷ユニットを2台または3台連結して印刷機を構成します。

ゴムロール(ファウンティロール)とアニロックスロールの隙間にインキを垂らす。 この2本のロールは回転していて隙間の広さで アニロックスロースの表面に出来る インキの量を変えます。 アニロックスロール上に出来たインクの皮膜が版に転移され、回転して段ボールシートに インクを転移します。

アニロックスロールにはスクリーン線数で表すセルが彫られています。 100線は1インチ(25.4mm)当り100×100のセルを持っています。 このアニロックスロールの形状によってインキの転移量が変わります。 線数を上げると、1点のセルは細かくなりますが、インキ転移量が減るので色に深みが なくなります。 また、ゴムロールは、同じところが接触しないよう直径を替え、アニロックスロールより 速度を遅くしますが、 このロールの硬さでも、インキの転移量は変ります。 一般的には粗い紙には線数を落とし、インク量を増やす、細かい印刷を行う場合は線数を 上げたアニロックスロールを使います。 段ボール印刷では、おおよそ120線から250線までを使っています。 印刷内容によりアニロックスロールを替えればよいのですが、交換には時間がかかるので 設備と標準の印刷内容から線数を決めて使用します。 印刷機によっては、1色目、2色目と線数を変えたアニロックスロールを取り付けているもの もあります。 プレプリント印刷機ではアニロックスロールの交換が早いものがあり、 ロットが大きいこともあって印刷内容で変えることがあります。

【メモ】 アニロックスロール 台形 QUADRANGULAR MESH  ピラミッド PYRAMID MESH 甲型 HEXAGONAL CELL 斜線型 trI-HELIX ハニカムパターン(亀甲型) セル 30。、60。 ダイヤ パターン(菱型) セル45。 ヘリカルパターン(斜線型) 45。、60。