段ボールの基礎知識 第2回

さて、第1回から随分間があいてしまいましたが、段ボールの基礎知識 第2回です。
前回は、段ボールは波形の中しん・表ライナー・裏ライナーという原紙からできている、というお話でした。
段ボールの基礎知識 第1回 段ボールとは
 
 
第2回 段ボール原紙
 
一般に、紙(洋紙)に比べて坪量(g/m2)や厚さが大きい紙を総称して「板紙」といいます。板紙の中でも段ボールを製造するために使用するものを段ボール原紙とよんでいます。
経済産業省の板紙品種分類表の中では表1のように分類・解説されています。

※1 外装ライナーについては、JIS規格 P3902に規定されていますが、クラフトライナー、ジュートライナーの区分ではなく、強度によって3段階に分類されています。
※2 中しん原紙については、JIS規格 P3904に規定されていますが、パルプしん、特しんの区分ではなく、強度によって3段階に分類されています。
(JIS P3902、3904参照)

段ボールの基礎知識 第1回

身の回りにたくさんある、段ボール。
その段ボールについて、すこし詳しく知ってみませんか。
これから数回にわたって、段ボールの基礎知識をご紹介していきます。
身の回りの段ボールを見るのが楽しくなりますよ(^_^)v

 
 

 

第1回 段ボールとは

 

段ボールは構造的にみると、波形に形成された中しんと、その中しんを保持するため貼り合わせられたライナー(またはライナ)と呼ばれる原紙から成り立っています(図1)。

 

 
このような独特の構造を持った段ボールは、軽量でありながら構造体としての強度があり、衝撃吸収性に優れています。その反面、限度以上の強い力が加わると段がつぶれ、構造体としての機能を十分に発揮しなくなるので、段ボールの製造、包装設計にあたってはこれらの機能を十分に生かす工夫が必要となります。